社会人になって、年賀状をやり取りする数が増えると、
毎年、必ず何枚か喪中はがきが届きませんか?
自分が受け取る立場の時は、
「○○さんは今年喪中かぁ、年賀状を送らないようにしなくちゃ」と
気を付ければいいですが、
いざ自分が「喪中はがきを送る立場」になった時、どうすればいいのでしょう。
残念ながら誰にでも必ず、喪中はがきを送る機会はあります。
日頃お世話になっている方にご迷惑をかけたり、
故人に恥をかかせないように、
喪中はがきを送る時のマナーを知っておきましょう。
喪中はがきを送る必要がある時
まず「どんな時に喪中はがきを送るか」ですが、
一般的には「二親等」までの親族に不幸があった場合になります。
- 一親等:両親(配偶者の両親も含む),配偶者,子,兄弟(姉妹)
- 二親等:祖父母(配偶者の祖父母も含む),配偶者の兄弟(姉妹)
ですが、二親等に関しては送る・送らないの基準が
地域や考え方によって異なるようです。
迷った場合「家族の年長者の意見を尊重する」もしくは、
会社勤めの方なら、「慶弔休暇を取ったか」を基準にしてはいかがでしょうか。
「喪中はがきをいつまでに送るか」は相手の立場になって考える
そして肝心な
「喪中はがきをいつまでに出したらいいか」ですが、
これは、喪中はがきを受け取る側の立場になって考えてみれば答えは出ます。
あなたが喪中はがきを受け取ったら、
その方には年賀状を送らないようにしますよね?
同じように、喪中はがきを受け取った相手は、
あなたに年賀状を送らない様にします。
もし、相手が年賀状を刷り終えた後であれば、
あなた宛ての年賀状を無駄にしてしまいますし、
投函した後であれば、相手に気を遣わせてしまうでしょう。
ですから、相手が年賀状を準備する前(= 12月初旬)までには
喪中はがきが届くようにしましょう。
もし相手から年賀状が届いたら
もし、喪中はがきを送っていなかった相手から年賀状が届いたら、
寒中見舞いを返しましょう。
送る時期は、本来であれば松の内(1月7日)以降がよいとされていますが、
年が明けてすぐに会う可能性のある相手には、
お正月休みのうちに送ってしまった方が失礼が無いでしょう。
しきたりも大切ですが、相手のことを思って行動することが一番です。
喪中はがきを送った相手から年賀状が届いたのであれば、特に何もしなくていいです。
日本の郵便事情では、届いていないということは考えにくいので、
何かしらの理由で先方が誤って送ってしまったという場合がほとんどでしょう。
その状態で寒中見舞いを送ってしまうと、相手にかえって気を遣わせてしまいますし、
場合によっては相手のミスを指摘することにもなりかねません。
まとめ
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喪中はがきのマナー
- 送るのは、二親等までの親族に不幸があった時
- 相手が年賀状の準備をする前(=12月初旬)には届くようにする
- 喪中はがきを送っていない相手から年賀状がきたら、寒中見舞いを返す
マナーやしきたりと聞くと堅苦しく感じますが、
「故人と、あなたが日頃お世話になっている方の
両方に失礼がないようにするための目安」だと考えると、
もしもの時に慌てなくて済みます。
挨拶状ドットコム 喪中はがき